福島県奥会津の情報を更新中!
只見川電源流域振興協議会事務局が運営しています。
奥会津は昨日からまた雪が降り、柔らかい白い雪に覆われました。
少し山の方にある集落へお邪魔すると・・・例年より少ないそうですが、やはり雪深い。
モコモコと積み重なった雪が凄いです!マシュマロのように見えてしまいます。
昨年までは名古屋駅近郊に住んでいたので2月と言えばバレンタイン一色。
女性達の賑やかなお喋りと共に、街はお洒落で華やかなチョコと、包装紙やポスターなどの様々な色で溢れ、
お店には春の生花が飾られ、暖かな春到来を目で見て感じる季節でした。
ここ奥会津は、2月は雪まつりが目白押し!
溶けてしまう雪を心配したり気持ちは雪のみに集中し、しかも私の行動範囲では「バレンタインデー」の文字もチョコも
見かけなかった事もあり、その存在さえ忘れていたのですが・・・
今回、雪の降る中で取材撮影をしていたところ、出会った民家の方が、
「お茶でも飲んで温まって行ってくなんしょ」と部屋の中に招いてくださり、
雪の白ばかり見慣れた目に飛び込んできたのは・・・
眩しい朱色の金魚!
と、
キラキラの包装紙に包まれたバレンタインのチョコレートでした。
「今日はバレンタインデーだから買ってきた」とチョコレートとマーラーカオと呼ばれる蒸しパン
を出して下さいました。(しかも洋風の可愛い食器に盛られていてる)
忘れていたバレンタイン、忘れていたキラキラした包装紙
緊張しつつも心が躍り、遠慮なく頂きました。
「こうして部屋に若い人が来てくれるだけで嬉しい、いつも二人だけだから」と何度も何度も
おっしゃってくださり・・
「今日はバレンタインデーで良い日だねーおとうさん」と、とても喜んで下さいました。お邪魔しただけ、美味しくチョコレートを食べただけ、それだけが、逆にこんなに喜ばれるなんて?!
外に出ると、なんとなく春めいた青空に。
挨拶以上の交流は慣れてないのでかなり緊張しましたが、お邪魔して良かったとしみじみ思いました。
外からは要塞のように雪囲いで覆われ、内部の様子も人の気配も分からず、人を寄せ付けないように勝手に感じていましたが、
内部は全く違い、とても暖かく生活感と色と、ぬくもりに溢れていました。
近年は様々なバレンタインのカタチがありますが
『地域の高齢者の方とチョコレートを食べるバレンタイン』も良いものですね。
白い小枝チョコ?
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